彩とりどりな四季の変化がある日本には、その地域に根付いた様々な伝統があります。また、古より教育に熱心で、努力し学び、そして、「思いやり」と「おもてなし」を大切にする国民性はとても誇らしいものだと思います。

そうした文化を私たち大人や社会は、未来を担う若者たちへしっかりと橋渡ししなければならないと思うのです。

当協会はそうした思いから始まりました。とりわけ、プロフェッショナルなクラシック音楽の演奏者を目指す若者たちには、音楽家としての知識吸収や演奏技巧の向上に留まらず、多方面での教養や常識を身に付けた人間性の醸成と、セルフプロデュース力の開発に努めてもらいたいと願うのです。

なぜなら、おそらくそれが世界から尊敬される一流の演奏者の条件となるだ ろうと思うからなのです。

ご挨拶の最後に、当協会の趣旨にご賛同頂いている多くの個人様、企業様に深く御礼を申し上げますと共に、これからも引き続き、才能ある若い演奏者たちを応援頂けれが幸いにございます。

初めまして公益社団法人スター・クラシックス協会事務局長の太田でござい ます。
当協会は、2018年6月の設立以来、クラシック音楽を専門とする若手演奏家の育成と支援により地域への文化及び芸術の振興・発展を目的に三つの事業を行っております。

当協会が育成し支援した若手演奏家が単なる演奏テクニック・技術の指導を受けるのでなく、若手演奏家が人間性を涵養するとともに、自ら演奏家としての自己の商品価値を高めることによって長期にわたり継続的に地域社会の中で活躍してその発展に貢献できる様に取り組んでおります。

具体的に 一つ目はスター・クラシックス・アカデミアの実施(クラシック専門家等によ るセルフプロデュース力を向上させるための30の講義)です。
二つ目は地域社会にクラシック音楽の素晴らしさ、楽しさの普及啓発(ラジ オ・オンエアによるスタクラアカデミア受講生からの発信)です。
三つ目は成果発表会の開催(スター・クラシックス・アカデミア修了生によるガラコンサート)です。

最後になりましたが、当協会の全ての事業は個人と法人の皆様による寄付の上で成り立っております。設立以来ご支援・ご協力頂きましたこと心よりお礼申し上げます。
本当に有難うございます。これからも引き続き若いクラシック演奏家のために応援頂ければ幸いでございます。